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3月から清川・宮ケ瀬でコミュニティーバス運行、不便改善へ住民運転/神奈川

2012年2月24日

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コミュニティーバスとして提供される車=清川村

コミュニティーバスとして提供される車=清川村

 ダム湖を望む清川・宮ケ瀬地区で3月から、住民によるコミュニティーバスが運行される。運転手は住民のボランティアだ。不便な公共交通事情などを受けた転出者の増加が背景にあり、運営する住民らは「子どもを持つ共働き家庭の手助けをしたい。一人暮らしのお年寄りにも気軽に病院に行ってもらいたい」と話している。

 コミュニティーバスは宮ケ瀬地区の2自治会からなる「ばもす宮ケ瀬運営会」(山口栄会長)が運営する。村から5人乗りの乗用車の提供を受け、4人の運転ボランティアで運行。車の維持管理や運転手の保険契約などは村が担うが、運営資金は乗客が払う燃料代で賄う。定期運行はなく、乗客からの要望があったときに走る。

 宮ケ瀬から(1)鳥居原(相模原市緑区)(2)上煤ケ谷(清川村煤ケ谷)(3)半原(愛川町半原)―の最寄りのバス停までを基本路線とする。徴収する燃料費は片道300円。往復すると100円引きとなる。

 85世帯、200人が暮らす同地区は、周囲の地区とは大きく離れた所にある。津久井、半原、煤ケ谷方面に道路が延びるが、路線バスは縮小の末、現在は煤ケ谷方面への1日14本しかない。そのバスも基本的に早朝・深夜は宮ケ瀬バス停から約6・5キロ県道を下った上煤ケ谷バス停を発着点としている。

 宮ケ瀬バス停の始発は午前6時32分。それより早い時間帯に、村内にはない高校の部活動の朝練習などに向かう生徒たちにとっては、自家用車などで家族に送ってもらう必要がある。

 地域活性化、村立小中学校の存続などのため、村土地開発公社は住民増加へ2004年に同地区に分譲地27区画を販売、完売した。入居はほとんどが子育て世代というが、交通の不便さなどですでに転出した世帯もあるという。山口会長は「長年住む住民が助太刀しないと。移ってきた人と、不便さに負けずに頑張っていきたい」と決意を語る。

 3月11日には村からの車の引き渡し式があり、運行は同14日からの予定。村内にはほかにも路線バスの空白地域があり、村では今回をモデルケースとして注目している。

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