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直木三十五しのび30回目の「南国忌」、文学ファン墓前に/横浜

2012年2月20日

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恒例の直木賞作家による講演で、記者時代の逸話を話す作家の三好徹さん=横浜市金沢区、長昌寺

恒例の直木賞作家による講演で、記者時代の逸話を話す作家の三好徹さん=横浜市金沢区、長昌寺

 直木賞で知られる作家・直木三十五(1891~1934)をしのぶ法要「南国忌」が30回の節目を迎え、19日、横浜市金沢区富岡東の長昌寺で営まれた。「南国忌の会」(浅田次郎会長)の主催。約150人の文学関係者やファンが訪れ、墓前で冥福を祈った。

 表千家の正井風玄宗匠による供茶、石澤彰文住職の読経に続き、第58回直木賞(1967年下半期)受賞の作家三好徹さん(81)が「小説の発想」と題して講演した。読売新聞記者として最初の赴任地の横浜支局で2年8カ月勤務した経験も小説に生かしたエピソードを披露。こぼれ話に会場は驚きの声や笑いに包まれた。

 初めて参加したという鎌倉市の西松凌波さん(70)は「供茶の様子など感動した。30年も続いているなんて」と独特の雰囲気に感激した様子だった。

 「南国忌」は直木の代表作「南国太平記」にちなみ、83年から行われており、石澤住職は「五十回忌が終わってから始めたので、もう終わりはない。今後も皆さんの協力で続けていきたい」と話した。

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