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がれき知識自主学習、処分場の周辺住民が安心と支援の両立探る/横須賀

2012年1月29日

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県の産業廃棄物処分場。コンテナバッグ入りの廃棄物が埋め立てられる=横須賀市芦名

県の産業廃棄物処分場。コンテナバッグ入りの廃棄物が埋め立てられる=横須賀市芦名

震災がれきについて自主的に学ぶ機会をつくろうと開催された勉強会=横須賀市長坂

震災がれきについて自主的に学ぶ機会をつくろうと開催された勉強会=横須賀市長坂

 震災がれきの受け入れを黒岩祐治知事が表明していることをめぐり、がれきの焼却灰を埋め立てる場所とされた県の産業廃棄物処分場(横須賀市芦名)の周辺住民が、自主的に知識を深める試みを始めた。情報が不十分なことへの疑念から、計画への反発は地元に強い。被災地への思いとのはざまで、解決策がないかを自ら探ろうとしている。

 28日午後。横須賀市長坂の西コミュニティセンターに、地域住民100人が集まった。

 がれきに関する自主的な勉強会。「放射能汚染物の拡散は世界でも前例がない」「仙台市はがれきを自力で処理している」―。環境ジャーナリストの青木泰さんの講演に耳を傾けた。

 「賛否の前に、知識を深めることから始めたい」。企画したのは、地元で小学生と幼稚園児の2人の子を育てる女性(39)。近所の母親たちと協力して準備を進めてきた。

 20日夜に県が市内で開いた説明会にも足を運んだ。「がれきをどけないと新しい街づくりは不可能。悪臭や火災など衛生上の問題もある。被災者の“心の復興”もできない」。被災地の行政職員の訴えが耳に残る。

 処分場の地元では、母親の多くが受け入れに不安を感じている。反対意見も多い。「でも、がれきの山のそばで過ごす被災地の子どもやお母さんたちも、不安は同じだろう。双方が安心できるベストな支援法を考えていきたい」。企画者の女性が力を込める。

 県の処分場は「管理型処分場」に分類され、埋め立て地の側面や底面をシートで覆う措置(遮水工)などが施されている。受け入れるごみの種類は燃えがら、ばいじん、がれきなど8品目で、現状ではほとんどが石綿(アスベスト)だ。産業界のリサイクル意識向上を背景に、埋め立て量は18%程度にとどまる。

 だが現時点でも、受け入れる焼却灰の放射能濃度が県の計画からは見えにくいことが、地元が不安を募らせる背景の一つにある。

 県の示した基準は「がれき1キログラム当たり100ベクレル以下」だが、放射能濃度は焼却されることで最大33倍程度まで濃縮されるとの測定結果がある。環境省が示した埋め立て基準「1キログラム当たり8千ベクレル以下」の数値は超えない計算だ。だが、県内で埋め立てが想定される灰の総量は見えていない。



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この記事へのコメント

ich_bran [2012/1/30 04:07]  編集する
私は受け入れ賛成派ですが、最終的には地元の人が決定することだと思っています。記事にあるように、自分のことは他人まかせにせず自分で調べて自分で決める、という姿勢の人が出てきたことに、素直に感動しました。地域の住人に一番身近な市会議員とか市長室とか、こういう動きを支援しましょうよ。「黒岩知事が勝手に言ってることじゃん」と傍観してる場合じゃないと思う。給料分、働こうぜ。

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