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教育者として半世紀”湘南のおばあちゃん”、教育の「こつ」を本に/神奈川

2010年9月6日

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出版を祝う会を兼ねた同窓会で、かつての教え子と談笑する鈴木さん

出版を祝う会を兼ねた同窓会で、かつての教え子と談笑する鈴木さん

 教師として31年、教育者として半世紀―。つまずいた子どもたちを立ち直らせてきた「湘南のおばあちゃん」こと鈴木紋子さん(78)=藤沢市片瀬=が、実体験から得た教育の「こつ」を本にまとめた。教え子らが出版を祝う会を開くなど、反響が湘南地区から徐々に広がっている。

 著書の題名は「湘南のおばあちゃん 子供相談承ります」(高木書房刊)。今も教育相談や講演会に飛び回る鈴木さんが、半世紀に及ぶ教育者生活の体験を語り、そこから得た教育のこつを明かした。

 つまずいた子どもを立ち直らせる指導法として、鈴木さんが提唱するのが「快、不快の原則」。人間が生まれながらに持っている「集団欲」(集団を構成し、助け合って暮らしたいという欲望)に基づいて、子どもたちに「不快」を与えず、「快」を感じさせるように導くというものだ。

 また、何の手も打たずに見守るだけの指導は、問題解決を先送りにし、困難にすると指摘。脳科学に基づく刷り込み、右脳発達、左脳発達、性差などの「臨界期」を踏まえて、幼児期、中でも2歳児教育の重要さを指摘している。

 鈴木さんは県立横浜平沼高校、東京理科大を出て、1958年に私立鎌倉女学院の教師となった。その後、横浜、鎌倉両市の公立中学校に転じ、教科・生徒指導担当を務めた。退職後は湘南教育研究センターを設立し、後進の指導や父母らの教育相談にあたっている。

 鎌倉市立深沢中学の教え子らが先月28日、藤沢市内のホテルで出版を祝う会を兼ねた同窓会を開催。約120人の出席者を前に鈴木さんは教育のこつを語り、「続編として不登校やいじめ、さらには“ゲーム脳”の直し方などをテーマにした本を書きたい」と意欲を示した。

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