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命脅かす猛暑…熱中症で3人死亡、高齢者は室内でも要注意/神奈川県内

2010年7月27日

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 連日の暑さが続くなか、県内では26日までに3人が熱中症で亡くなった。熱中症で倒れる人は17日の梅雨明け以降急増しており、26日は横浜、川崎、相模原、横須賀、藤沢の5市で計21人が搬送された。高齢者が多く、亡くなった3人のうち2人は一人暮らしで室内で死亡するなど、孤立しがちな社会的弱者が陥ったわずかな“死角”も浮かび上がってくる。

 相模原市南区のアパートに住む女性(52)は25日午後8時半ごろ、室内で倒れているのを訪ねてきた親せきによって発見された。運ばれた病院で死亡が確認され、26日に熱中症と診断された。

 25日の市内の最高気温は35・3度。相模原南署によると、女性は一人暮らし。発見時の体温は41度だった。クーラーはなく、部屋は閉め切った状態だったという。

 24日に亡くなった横浜市南区の男性(68)も、窓が閉ざされた自宅アパートの部屋で布団の上に倒れていた。やはり一人暮らし。心配した近隣住民の通報で駆け付けた民生委員に発見されたが、間に合わなかった。エアコンは作動していなかった。

 23日には炎天下の午後3時、同市鶴見区の住宅展示場のベンチで倒れていた男性が死亡した。79歳。本籍山形県、住所不定、無職で、鶴見署で身元の確認を急いでいる。午前9時からこのベンチに腰掛けているのが目撃されていた。

 梅雨明けから26日夕までに熱中症で搬送されたのは横浜、川崎、相模原、横須賀、藤沢の5市だけで計453人。35人が運ばれた横須賀市では60歳以上が16人に上り、半数以上の18人が屋内にいながら倒れている。藤沢市でも搬送された23人のうち8人が75歳以上だった。

 けいゆう病院(横浜市西区)救急センターの湯浅洋司医師は「抵抗力のない高齢者や病人は、室内にいても熱中症にかかりやすい」と警鐘を鳴らす。

 室温だけでなく湿度にも注意を払うことが必要だという。湿度が高いと汗が蒸発せず、熱が体内にこもって体温が上昇してしまうからだ。湯浅医師は「高齢者は暑さに鈍くなっている。そのことを自覚し、意識的に冷房や換気、除湿や水分補給をした方がよい」と、高齢者本人だけでなく家族や周囲の人にも注意するよう呼び掛けている。

 横浜地方気象台によると26日、横浜市で32・9度を記録し15日から12日連続の真夏日となった。同市では35度を上回る猛暑日は21、22の2日だけだが、今後1週間も好天が予想され、30度以上の真夏日が続く見通しだという。

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