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マンション市場が回復基調、在庫戸数は減り新規発売物件の売れ行き好調/神奈川県内

2010年7月16日

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6月の発売で第1期が即日完売になった茅ケ崎市の大規模マンションの完成模型

6月の発売で第1期が即日完売になった茅ケ崎市の大規模マンションの完成模型

 県内のマンション市場が回復基調に乗ってきた。6月は2カ月連続で発売戸数が増加、契約率も2カ月連続で80%を超えた。在庫戸数は減り新規発売物件の売れ行きも良いという好循環。大手が市場を主導し、価格は緩やかに上昇に向かうとの見方が少なくない。

 不動産経済研究所が15日発表した2010年上期(1~6月)の県内のマンション発売戸数は4648戸(前年同期比16・3%増)、平均契約率は78・6%(10・9ポイント上昇)だった。

 「発売戸数が増え、契約率が好不調の目安となる70%を超えた。東京都心部より遅れたが、回復基調に入ったといえるだろう」(調査部)とし、今後も増減を繰り返しながら回復していくとみている。

 大手不動産が6月に茅ケ崎市で発売した大型物件(総戸数828戸)の第1期(141戸)は即日完売の売れ行き。別の大手不動産が横浜市中区山手町で発売した中心価格帯が7600万円台の小型物件も即日完売した。「モデルルームでの反応がよい。決断までの期間が1年前よりずっと早い」(大手不動産)という。

 背景には、09年の発売戸数急減と、在庫の順調な減少がある。08年下期からマンション需要が急減退したことで完成在庫は08年12月に3千戸まで積み上がったが、在庫圧縮に注力したことで半減させた。身軽になった不動産業者は営業力を新規物件に振り向け、契約率を高められる環境になった。

 不動産経済研究所の予測よると10年下期の県内の発売戸数は5400戸で、年間合計で1万戸を超える見通し。ただ、07年の水準(約1万7千戸)にはまだ開きがある。

 6月の発売戸数は1517戸(前年同月比54・3%増)、契約率は89・2%(17・9ポイント上昇)、平均価格は3936万円(7・7%減)、1平方メートル単価は54・2万円(7・5%減)で2カ月連続の下落。在庫は前月から69戸減って1447戸だった。

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