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「ガラスのまち、かわさき」プロジェクト発足2年、廃品再利用のコンセプト提案/川崎

2010年3月15日

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 「ガラスのまち かわさき」へ―。横浜国立大学の学生と川崎市内の工房が連携し、ガラスを活用したまちづくりを考える「ガラスシティ・プロジェクト」が、発足から2年を迎える。ワークショップなどを通じ、廃品を再利用するなどの「かわさきガラス」のコンセプトやデザインを提案。多くの工房と工業地帯、住宅地を抱える川崎で、音楽や映像に続く文化による魅力発信を目指す。

 川崎とガラス工芸との接点は1981年、市内に日本初となる総合教育機関「東京ガラス工芸研究所」が設立されたことにさかのぼる。研究所は以後約千人の卒業生を輩出。市内を中心に工房を営んでいる。市内には、臨海部を中心に加工業の工場も多い。この地域資源を魅力発信につなげようと、市と工房が連携を開始。2004年から市内外の作品を集めた展示を行ってきた。

 さまざまな専門を持つ学生の視点を生かそうと、「プロジェクト」が発足したのは08年。横浜国立大講師の志村真紀さん(デザイン学)と学生が、作家らとのワークショップや工房見学などを通じ、「川崎らしいガラスとは」「どのようにアピールするか」といったテーマで議論を重ねた。

 浮かび上がったのは、工業都市でありベッドタウンでもある川崎の姿。「市内の工場や家庭から出た廃品を活用できないか」というアイデアから、リサイクルを重視したコンセプトを提案。都会的で洗練されたデザインを目指し、空き瓶の破片と板ガラスを重ねて溶かしたマーブル模様のものや、破片を利用したフットランプなどを工房間の連携で試作した。トンネルを明るく安全にしようと、内部にステンドグラスを用いる提案もした。

 地元の工場で作られ、家庭で使われたものを川崎らしいデザインで再利用するからこそ、愛着を持って使ってもらえるものになるのでは―。志村さんはそれを「大事なのは、街のコンテクスト(文脈)を凝縮したものへの愛着。ガラスは工業と文化をつなぐ」と表現する。

 長年、同研究所での教育に携わってきた松尾敬子所長。学生との連携に「トンネルに活用するアイデアなど、作家たちと違う立場での学生の提案には目を開かされた思い。この試みは、パズルで言えばまだ2ピース目」と今後の展望に期待する。

 「来年もプロジェクトに参加したい」と話す同大学3年の北村泰さん(21)は「工房などと連携し、できることを一歩ずつやっていきたい。『川崎っ子はガラスに詳しい』と言われるほど、身近になればいい」と目を輝かせた。 


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この記事へのコメント

雲葉 [2010/3/16 12:04]  編集する
川崎は「○○のまち」がいくつあるんでしょう?
その一方で「ハイテクライン南武線」とか「musaco」とか使われず忘れられてる名称もありますし。どれも中途半端で終わらないように願います。

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