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阪神大震災を語り継ぐ、「震災写真調べ学習プロジェクト」パネル展20日から開催/横浜

2010年3月14日

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 発生から15年が経過した阪神大震災。当時の報道写真をたどり、震災を知らない世代に語り継ごうと県内や兵庫県の学生が取り組んできた「震災写真調べ学習プロジェクト」のパネル展が20日から24日まで、横浜市中区の横浜情報文化センターで開かれる。県立横浜緑ケ丘高校(同区)の2年生3人も同展に参加。23日には同校で開かれる防災講演会でも成果を発表することとなった。

 がれきの山となった住宅街に立ち尽くす、一人の女性。うつむき加減の表情には、喪失感が漂う。同校の倉本碧さん(17)は「ご家族の遺品を捜している場面の写真だと思ってました」。

 当時の神戸市の地図から住所を割り出し、「よろしければお話を」と手紙をしたためた。現在は都内に住むという女性から直接電話があり、インタビューの機会をもらった。

 予想外の言葉が返ってきた。「本当は五百円玉貯金の瓶を捜していたんです」。写真の「真実」に少し拍子抜けした一方、女性が持参したネックレスに、震災の「現実」を突き付けられた。「火災で真っ黒に焦げたネックレスが、取り出した瞬間に目の前でぽろりと切れた。地震の傷跡を実感した」。同校2年の野田嘉さん(17)は、その瞬間が脳裏に焼き付いて離れないという。

 震災写真のカメラマンや写っている人を捜し、取材を通して震災の現実を語り継ごうというプロジェクトは、NHKアナウンサーの呼び掛けで昨年2月から始まった。3人は昨年8月には神戸に出向くなどして、10人以上にインタビュー。パネル展では全国計7校の中学、高校などと協力し取材の成果を発表する。

 3人は震災当時2歳。加藤愛梨さん(17)は「テレビなどで目で見える悲惨さは知っていたけど、実際に話を聞くと、みんなが一様に避難所でのトイレや風呂の不自由さを訴えていた。身近で単純なことだけど、すごく現実味があった」。倉本さんは「この経験を自分たちの中で終わらせず、語り継ぐことで震災を知らない世代に少しでも興味を持ってもらえたらうれしい」と期待している。


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