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「心にぽっかりと穴があいたような寂しい気持ち」/鶴岡八幡宮の大銀杏倒壊

2010年3月11日

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 「風景が一変し、心にぽっかりと穴があいたような寂しい気持ち」―。市民に愛され、親しまれてきた大銀杏が一夜にして無残な姿へと変わった。参拝客は倒れた老木を遠巻きに見つめながら、口々に「残念だ」と落胆。境内は言いようのない喪失感に包まれた。

 平日にもかかわらず、鶴岡八幡宮には多くの参拝者が来訪。だが、普段は人が行き交う大石段は、倒木の影響で通行が禁止された。午後には、ご神木への感謝と鎮魂のため、神職らがお神酒と米を奉納した。

 近くに住む花輪邦子さん(68)と宮坂照代さん(65)は「情報を聞き、見に来たが、写真を撮った手が震えた。本当に悲しい」と肩を落とした。

 鎌倉市在住の洋画家で、日展常務理事の村田省蔵さんも、一報を聞き駆け付けた。大銀杏を描いた大作を1月に市へ寄贈したばかり。「八幡宮といえば大銀杏。思い出の木がなくなり大変ショック」と話した。

 松尾崇市長は「何百年にもわたり、鎌倉を見守ってきた大銀杏が倒れたことは、誠に残念でならない」とコメントした。

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