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平塚駅前の駐輪対策に本腰、大型施設を2年で2カ所整備など/平塚

2010年3月10日

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現在の平塚駅西口の駐輪場。2010年度内に2階建ての立体駐輪場が整備される

現在の平塚駅西口の駐輪場。2010年度内に2階建ての立体駐輪場が整備される

 放置自転車が一日約2000台、年間の撤去は5500台を超すなど歩行の安全性や景観面で長年の問題となっているJR平塚駅周辺の「駐輪対策」に平塚市が本腰を入れ始めた。4月から2年間かけて大型の駐輪施設を駅前に2カ所整備するほか、民間事業者に助成し土地利用の転用を促すことで、収容台数を大幅に増やす。「今後の2~3年で街並みが大きく変わったといわれるよう成果を出したい」(くらし安全課)と汚名返上を目指す。

 地名の通り、平らで高低差が少ない平塚市。その利用のしさすさから「自転車の街」とも呼ばれる。一方、駅北口の無料駐輪場は常にいっぱいで、周辺には違法駐輪があふれる。市役所へと続く北口の大通りには歩道に自転車を二列で並べるなど、開放的な雰囲気を奪っているのが実情だ。

 市では2008年9月、西口の無料駐輪場(さら地)を5階建ての有料駐輪場に変更しようと提案。しかし「商業施設との併設を」などと主張する市議会の反対で、とん挫していた。駅前バリアフリー化を進める大蔵律子市長は「最重要課題」と位置づけて、庁内を横断する検討組織を設置。昨春から全体的な対策案づくりを始め、今年1月に具体策をまとめた。

 計画では、今後2年間で西口に自転車5300台、バイク800台を収容する有料駐輪場を新設し、収容量を9100台分まで増やす。それでも不足する660台分に関しては、既存の駐車場などのオーナーに助成金を出すことで駐輪場への転用を促していくことで補っていく。こうした全体の見通しに議会側も理解を示しており、今春から本格的に動き出す。

 残るは北口の駅前商店街にずらりと並ぶ自転車への対策。「買い物客を締め出すわけにはいかない」と懸念する商業関係者らと協議の最中だ。現状では、短時間利用のみを無料とする案などが有力だという。

 環境意識の高まりや健康志向から自転車利用者は増加傾向にある。市では「駐輪場がなければ、マナーの呼び掛けや違法駐輪の撤去にもなかなか市民の理解が得られない。だからこそまずはハードを整える必要がある」と意気込んでいる。

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