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鋭い打球放つ筒香、大器の片りん

2010年2月10日

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湘南で打撃練習に励む筒香=沖縄・嘉手納町野球場

湘南で打撃練習に励む筒香=沖縄・嘉手納町野球場

 高校からプロへとステージを移しても、その長打力は見劣りしない。湘南で練習に励む筒香(横浜高)が、大器の片りんを見せている。

 打撃練習で、鋭い打球を軽々と芝生の右翼スタンドに突き刺す。「体の状態がいいので楽しくやれている」と、表情は明るい。

 ランナーを想定したシート打撃では、ヒットエンドランのサインが出ていたにもかかわらず、右翼席に放り込んだ。「上からたたいたら、たまたまジャストミートしちゃって」。型破りなのも魅力のうちだ。

 鈴木2軍打撃コーチは「高校生の打球じゃない」と称賛。鈴木コーチやソフトバンクの多村など同じ横浜高卒の好打者を育てた田代2軍監督は「スイングスピードがずばぬけている。いろんな選手を見てきたけど、決して負けはしない」と太鼓判を押す。

 すごさは、「柔らかいスイングができる」ところだという。田代監督いわく「本塁打王の条件は、タイミングを外された時にスタンドまで運べるセンスがあること」。筒香には備わっているとみる。外角低めの球を、体勢を崩しながらも左中間の奥まで運ぶ打力が、大成を予感させる。「フォームをいじらずに、壁に当たるまで自由にやらせる」(田代監督)方針だ。

 入団時の88キロから体重は3キロ減ったが、下半身の強化を課され、着々と土台づくりを進めている。肌を刺すような日差しの下、地道なトレーニングをこなし、「必死です」と歯を食いしばった。

 「早く1軍に上がりたいという焦りはない」と言うのは以前から。どっしりと、開花の時を待ち構える。

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