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恒例の鎌倉花火大会、大潮で開催日前倒しへ

2010年2月1日

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鎌倉花火大会の会場となる由比ケ浜海岸。花火は海上から打ち上がる

鎌倉花火大会の会場となる由比ケ浜海岸。花火は海上から打ち上がる

 例年25万人前後の人出でにぎわう鎌倉花火大会が今夏、恒例の8月10日開催から日程変更を余儀なくされそうだ。ただでさえ会場となる砂浜の収容能力が限界に近い中、ことしの8月10日は大潮と重なり満潮時に砂浜が狭まるためだ。警備上の観点から主催の実行委員会は、断腸の思いで恒例の開催日を変更し、7月21日に前倒しする方向で調整している。

 鎌倉花火大会は今夏で62回目。昨年は台風で中止だった。1985年ごろから8月10日に開催日を固定。2002年から一時、8月の第2火曜日に移したが、市内のほかの主要行事と重なる年もあったため、06年からは再び8月10日原則開催に戻した。

 ところが、28万人(主催者発表)が詰め掛けた一昨年、浜辺に入りきらない観客が、若宮大路の車道を約500メートルにわたって埋め尽くす事態が発生した。この年は日曜日の10日を避け、翌11日に開催するなど人出を抑える手を事前に打ってきたが、警備を担当する市にも予想外だった。

 沿道には鎌倉消防署もあり、出動となれば混乱は避けられず、大会後に鎌倉警察署は実行委に改善を要望した。昨年は準備期間が短く変更を断念。今夏に向け改善策を検討する中、ことしの8月10日が年間を通じて2番目の潮位となる大潮に重なることが分かった。

 市の試算では満潮を迎える午後6時ごろ、一昨年との比較で浜辺の幅は5メートル以上減少。会場となる由比ケ浜・材木座の砂浜の総延長は約2キロで、1万平方メートルが消失することになる。1平方メートルで1人としても1万人収容能力が落ちる計算だ。

 1月中旬に開かれた実行委の会合では、日程変更が協議事項となった。子どもたちに配慮し夏休み期間とするほか、(1)土日(2)他のイベント開催日(3)伊勢エビ漁解禁の8月1日前後―の3点は避ける条件で話し合った結果、7月21日(荒天時の代替日22日)に開催する案で了承された。

 今後、花火大会を統括する市観光振興推進本部の了解を得て正式決定する見込みという。

 日程変更に伴い、急務となる課題は周知徹底だ。8月10日は市民の間で浸透し、地元飲食店にとっては年間でも有数の書き入れ時になる。市観光課は「毎年雑誌類にも紹介されているので、メディアなどの協力を仰ぎ周知を図りたい」としている。

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この記事へのコメント

てるさん [2010/2/1 11:46]  編集する
水中花火が目玉の鎌倉花火大会。
例年、お盆のシーズンもあり、多くの見物客でにぎわいますが、7月21日とはまたずいぶん早くなるようですね。
砂浜の侵食の問題もあるし、警察やボランティアによる警備なども大変ですが、果たして日程変更が多くの市民に受け入れられるのか心配なところです。
鎌倉はさまざまな意見が交錯する地域ですので、実行委員会での議論、市観光振興推進本部での了解以外にも、多方面の理解を得る努力が、想像以上に必要かもしれませんね。

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