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国会議員あいさつ順どう決める?、賀詞交換会の悩み政権交代で複雑化/神奈川

2010年1月19日

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 県内で賀詞交換会が相次いで開かれる中、「来賓の国会議員のあいさつの順番をどう決めるか」との司会進行をめぐり、主催団体の内部で“百家争鳴”の論議が起きている。「選挙区当選の新人が先か? 比例復活のベテランが先か?」との難問は現行の衆院選の選挙制度が突きつけてくる永遠の課題。さらに今年は、「政権交代」という大変革で「比例復活でも与党議員が先か? 自民の選挙区現職が先か?」との新たな物差しが加わり、判断基準が連立方程式ばりに複雑化したためだ。

 「どうぞセンセイからお先に」「いやいや私は復活者ですからセンセイこそ」―。県内のとある地区の経済団体の賀詞交換会で選挙区と比例復活議員が鉢合わせした。「さて、あいさつ」となった時、司会がその仕切りを「どちらからにしましょうか」と、壇上の当事者たちに振ったため生じた“譲り合い”だ。

 激戦の総選挙からまだ4カ月余。その余韻が残る中でのやり取りだけに、見ている来場者はハラハラだ。この場は結局、年長議員を立てる格好で決着。ほっとした表情で拍手を送った参加者の一人は、「小選挙区って本当に罪な制度だな」とつぶやいた。

 国会議員たちに案内状を送ったある業界団体では、さまざまな出席状況を想定し、開催前日の深夜まで対応を協議した。

 「新人であろうが民主など与党議員のあいさつが先だろう」

 「これまでお世話になってきた人に先にあいさつしてもらうのが礼儀。自民は皆ベテランだし」

 「選挙区当選者を優先するのが筋ではないか」

 「いっそ正月らしく、くじ引きで順番を決めては」との大胆な案はさすがに却下。結局、「与党議員から選挙区順に始め、比例復活議員もまとめて紹介。その後に自民党などの議員を紹介」との方針を決めたという。もっとも当日は、他の賀詞交換会との掛け持ちで来場のタイミングがばらけ、「来た順」のあいさつで乗り切れた。同団体の事務局職員は「来年もこんな悩みが続くんですかね…」とため息だ。

 一方、当の議員本人たちは冷静だ。選挙区当選の新人は「主催者の仕切りがなければ他党であっても、期数の多い先輩に譲ります」。また、比例復活組からは「しゃくに障らないと言えばうそだが、呼んでもらえないよりはましだな」との本音が聞かれる。

 幸い?なことに、通常国会が18日に開会した。ある議員は「国会が始まれば秘書による代理出席での対応が主流だ。よもや“代理戦争”はなかろう」と推測している。

 ◆小選挙区比例代表並立制
 1人しか当選しないという小選挙区の原則を維持しつつ、落選者へ寄せられた民意も反映するため1996年衆院選から導入された制度。小選挙区と比例区への重複出馬を認め、当選者に対する自分の得票数の割合(惜敗率)が高ければ比例区での復活当選が可能となる。先の総選挙において県内18選挙区をめぐっては、選挙区当選者18人に加え、9人が復活当選している。

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