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アニメと商店街がタイアップ、ファン呼び込み狙い/神奈川

2009年11月28日

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地元限定の特製サブレを手に「若者も楽しめる商店街にぜひ立ち寄って」と呼び掛ける和菓子店の星野竜哉さん (C)小林尽/スクウェアエニックス・夏のあらし!製作委員会

地元限定の特製サブレを手に「若者も楽しめる商店街にぜひ立ち寄って」と呼び掛ける和菓子店の星野竜哉さん (C)小林尽/スクウェアエニックス・夏のあらし!製作委員会

 アニメの舞台になった県内の商店街などが、作品とタイアップした集客や地域振興に取り組んでいる。消費不況下、ファンの若者層を呼び込み、集客増や知名度アップを目指す。製作側は地域密着を打ち出すことで、ファン以外の幅広い層に作品を知ってもらう機会にする狙いもあるようだ。

 横浜市港北区の大倉山商店街で7日、区や地元自治会と共催で開かれたイベント。放映中のアニメ「夏のあらし!」の登場人物が働く喫茶店にちなみ、メード服姿の女性がコーヒーを無料で配布した。「岡山から来た」という若い女性ら大勢のファンが、出演声優のミニライブなどを楽しんだ。

 「大倉山が舞台で話題性がある」と同商店街振興組合の吉原昭彦理事長。20年来、イベントや歩道整備など積極的に街づくりを進めてきたが、こうしたタイアップは「初めて」だ。

 登場人物のイラスト入りサブレの販売や限定買い物袋のプレゼントも実施中で、「カメラを持ったファンが街を歩く姿を見掛ける」。山田浩之事業部長は「近くには大型商業施設もある。いろんなことをやって、地元以外のお客さんも買い物に来るようにしたい」と意気込む。

 一方、アニメを製作するキングレコード・スターチャイルドレコードの宮本純乃介プロデューサーは「ファンには実在の舞台に足を運ぶことで作品を一層楽しんでもらえるし、普段アニメを見ない人に幅広く知ってもらう機会にもなる」と話す。

 人気アニメ「ヱヴァンゲリオン」とタイアップし、仙石原など町内19カ所を巡る観光パンフレットを作製した箱根町観光協会は「箱根は年配の方が多い。客層の薄い20~30代を誘客したかった」。6月上旬に用意した1万部は即日配布が終了。「北海道から沖縄まで、こんなに来るとは想像していなかった」と反響の大きさに驚く。

 川崎市高津区溝口周辺が随所に登場し、tvk(テレビ神奈川)で放映中の「天体戦士サンレッド」など、県内が舞台のアニメは少なくない。“聖地巡礼”として実際に訪れるファンも多いという。

 川崎市は市イメージアップ認定事業の一つにサンレッドを認定。「高津区のローカルヒーロー」として区セールスに取り組む。同区の中村茂企画課長は「これまで有効な接点が持てなかった若い世代に効果的な情報発信が可能。知名度向上や住民のコミュニティー意識の醸成にもつなげたい」と話している。


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