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「日産スタジアム」名称継続へ、両者の思惑一致

2009年11月26日

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 「日産スタジアム」(横浜市港北区)の名称が継続する見通しとなった。横浜市の命名権スポンサー公募期限の24日までに応募したのは日産自動車のみ。2度にわたる減額で契約料は当初の約3分の1となる1億5000万円。地元企業としての「名」を手放したくはないが、厳しい経営環境下の日産と、施設の維持管理費を命名権契約料で補って「実」を取りたい市側の思惑とが一致しての“決着”となりそうだ。

 日産スタジアムの名称は2010年2月までの5年契約(年間4億7千万円)で日産が保有しているが、今年8月、業績悪化などを理由に「現状の契約内容では更新できない」と市に伝えたことから、継続が危ぶまれていた。

 日産は8月に本社を東京・銀座から横浜・みなとみらい21(MM21)地区に移したばかり。日産が親会社のサッカーJリーグ1部(J1)の横浜F・マリノスの本拠地でもあるスタジアムから「日産」の看板が外れるのは避けたかった。

 ネックだった高額の契約料は3分の1にまでハードルが下がり、再び名乗りを上げる環境が整った。今回の応募について「既に地域に定着している。継続できることを期待している」(広報部)としている。

 一方、横浜市側は年間約6億円にも及ぶスタジアム関連施設の維持管理費を契約料で補う必要に迫られていた。9月には年間契約希望金額を3億円(契約希望期間3年以上)に減額し、スポンサーを公募したものの応募はなく、さらに半額の1億5千万円(同)に引き下げた。

 「価格を下げずに応募がなければ結局、管理費を全額税金で賄うことになってしまう」(環境創造局)と大幅減額での再募集の苦しい事情を明かす。

 応募が日産1社だったことから、市は今後、有識者らで構成する審査委員会で審査し、現在の契約が切れる2月末までに正式契約したい意向だ。

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