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【コラム】理路整然と課題示す

2009年11月19日

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 何事も立ち合いが重要だ。野手と初対面の尾花新監督は理路整然と事前に準備した数字を並べ、課題を突き付けた。

 いわゆる確率論だ。「(来季は)3失点以内の試合を90はつくる。横浜は今季、(3失点以内の試合が)60あって、その貯金が14では少ない。来年は貯金25を目指す。バッターは3失点以内の試合は勝つことを意識してほしい」-。

 換言すれば、接戦を制する確率を増やしていくことだ。そのためには先発が試合をつくり、中継ぎが踏ん張り、流れを引き寄せ、締めること。必勝パターンとしては定石だが、それがここ数年の横浜に欠けていたものであり、もろさだった。

 掲げる「分析野球」の一端はそれだけではない。「巨人側にいた時は村田、内川のところで(流れを)切れば大丈夫だと思っていた。逆の立場になって、そこをつなげないといけない」。342四球はリーグ最少、出塁率2割9分6厘も同ワースト。「中日の1、2、3番は一人ずつ計80四球。横浜の1、2番はそれぞれ50個程度。選球眼を付けなければ」。村田の前までに、いかに走者をためるかは、以前から分かり切ったことだった。

 真の戦う集団は身なりから。これも指揮官の持論だ。沖縄組の選手がひげをそったのを知ると、横須賀組も茶髪を黒髪に染め直し、一から出直す覚悟を示した。

 内川は「優勝を目指すという監督の言葉が新鮮に聞こえた。監督が代わり、球団フロントも力を入れている。後は選手個々の問題」。分析力で冷静に説き伏せ、精神注入も忘れない。ツボをしっかり押さえた尾花新政権が歩みだした。

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