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尾花流に膨らむ期待/ベイスターズ新監督が沖縄入り

2009年11月16日

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練習をじっと見つめチーム状況の把握に努める横浜・尾花新監督。右は野村投手コーチ=沖縄・宜野湾市立野球場

練習をじっと見つめチーム状況の把握に努める横浜・尾花新監督。右は野村投手コーチ=沖縄・宜野湾市立野球場

 横浜の沖縄秋季キャンプは15日、最終クール初日を迎え、尾花高夫新監督が宜野湾市立野球場に練習視察に訪れた。

 昼前にグラウンドに姿を現した尾花監督は、選手に就任あいさつをした後、ブルペンで吉見、山口、高崎らの投球に熱い視線を注いだ。17日までの短い滞在とあって「今回は一通り見ることしかできない。コーチとスタッフに課題を聞いて、来年の春季キャンプに臨む。そして戦力をどうするか考えたい」と語った。

 また、ロッテから移籍した清水が練習前に同球場を訪れ、尾花監督やコーチ、選手にあいさつをした。

 「アナライジング(分析)ベースボール」を掲げる尾花監督の第一歩は「一人一人を見て課題を知ること」から始まった。現状把握を最優先させつつ、早くも”尾花流”がにじみ出る。

 強い日差しが照りつける昼ごろから薄暗くなる夕刻まで、練習をじっと見続け「投げることに関しては、平均点以上の人はまあまあいるな、とみている」と印象を語る。だが、同時に欠けているものも見抜いていた。

 歩み寄ってきた山口に質問を投げ掛けた。「どういう考えを持って投げているんだ」と。「一級品の実力と一流の考え方があれば仕事の質は超一流になる」との持論に基づくこのやりとりにこそ、新指揮官の神髄が見て取れる。

 答えに窮した山口は「打者に球をより速く感じさせる方法をアドバイスしてもらった。力だけで勝負するのは無理だと感じていたから取り入れたい」と目からうろこが落ちた様子だった。

 コーチ陣から選手の特徴や課題などを聞き取りながら、来季の戦略も明確にしている。3失点以内の試合を今季の60試合から90試合に増やすつもりだ。「(1試合で)4失点すると勝敗はだいたい五分。3失点以内に抑えないと貯金はできない」と言う。

 緻密(ちみつ)なデータ収集。具体的な戦略。意志の強さを感じさせる直立不動の姿に、期待は膨らむ。

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