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故郷間違えた? サケの遡上に驚き/藤沢・引地川

2009年11月5日

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藤沢市を流れる引地川中流の山田橋下流付近で撮影されたサケ(石田聡さん提供)

藤沢市を流れる引地川中流の山田橋下流付近で撮影されたサケ(石田聡さん提供)

 藤沢市を流れる引地川中流でサケが遡上(そじょう)しているのを、市民らが発見し、同市で自然観察をしている市民団体のメンバーが、魚影の撮影に成功した。サケ遡上の太平洋側の南限は、千葉県内の河川とされているが、神奈川県内の河川でもこれまで目撃例はあった。研究者らによると、引地川のサケは生まれた川に戻れなかった「迷い魚」の可能性があるという。

 藤沢市によると、10月31日午前、「サケを釣り上げた」「目撃した」などの市民情報が相次いだ。

 市から連絡を受け、撮影したのは、市民団体「大庭自然探偵団」で十数年前から引地川の自然観察会を続けている石田聡さん(51)ら。3日午前10時半ごろ、体長約60センチの雄を発見、写真に収めた。石田さんも「引地川近くで生まれ育ったが、サケの遡上は聞いたことがない」と驚く。

 標(しべ)津(つ)サーモン科学館(北海道標津町)の学芸員によると、太平洋側の南限の河川は千葉県、日本海側は北九州。だが、太平洋側でも鹿児島県の河川で遡上が確認された例もあるといい、「日本ではサケが生まれた川に戻る確率は95%以上で、残り5%ほどは違う川に迷い込む」と説明する。

 千葉県を流れる栗山川や、東京、神奈川の都県境を流れる多摩川では、サケの放流活動が行われており、同館の学芸員は「こうした川で放流されたサケか、もっと北から来たサケかもしれない」と推測する。

 県内では、2007年に横須賀市の松越川で雄のサケ1匹が確認された。県水産技術センター内水面試験場によると、多摩川や酒匂川、相模川でもサケを目撃したとの情報があるといい、「サケは生息範囲が広い。『迷い魚』の可能性がある」と話している。

 県水産課は「ことしは海でもサケが多いようだ。北からの親潮の影響で、小田原や三崎では定置網で捕れるサケやクラゲが例年に比べて多いと聞いている」と言う。



この記事へのコメント

成歩堂 [2009/11/5 15:35]  編集する
引地川で鮭!?すごいですね。今でも見られるなら行って見たいです。
町田寛典 [2009/11/5 18:19]  編集する
複数匹見た人もいるようなので、まだ見られるかもしれませんねー。
藤沢に住んでた頃、引地川にサケがいるか、とか考えたことなかったなぁ。

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