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【コラム】エース一二三が重責に勝つ/東海大相模

2009年11月1日

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【東海大相模―甲府商】6回裏東海大相模1死一、二塁。一二三がこの日3安打目となる左前適時打を放ち、勝ち越しに成功=千葉・市原臨海球場

【東海大相模―甲府商】6回裏東海大相模1死一、二塁。一二三がこの日3安打目となる左前適時打を放ち、勝ち越しに成功=千葉・市原臨海球場

 エースと主将の重責を背負う東海大相模の右腕一二三。1失点完投と、3安打2打点という二つの仕事をやってのけ、チームをベスト8に押し上げた。

 立ち上がりは決して良くなかった。先頭打者にいきなり中前打を浴び、犠打と二塁打で1点を先制された。

 最大のピンチは2点リードの最終回1死満塁。直球を要求する捕手染谷のサインに首を振り、「カーブを選んだ」。左打者対策として自信を深めていた球種。これで三振に仕留めると、次の打者は中飛に打ち取った。「気持ちです。心を強く持っただけ」。力強かった。

 そのバットから貴重な二つの打点をたたき出した。「自分で打つしかない」と直球を思い切って振った結果が二回の同点二塁打。そして内角のスライダーをたたいた六回の勝ち越し点だった。マウンドの主役も、打線では脇役のはずの8番打者。「投げる方は駄目だったけれど、打つ方は良かった」と、“本職”に辛口な自己採点を下したのは当然かもしれない。

 大城卓の体調不良で、染谷がマスクをかぶった。門馬敬治監督(39)は「投げるだけでなく、リード面でも打撃でも、一二三がすべてを背負ったゲームだった」と主将の働きぶりをねぎらった。

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