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障害者らがミュージカル、自らの障害と向き合う/11日に川崎

2009年10月9日

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 ダウン症や発達障害の子どもたちがミュージカルを繰り広げる「夢はるかフェスティバル2009」(夢はるか音楽教室主催)が11日、川崎市中原区新丸子東の新中原市民館で開催される。2005年にスタートし5回目となる今年、子どもたちは初めて劇中で自らに問い掛ける。「障害ってなに?」―。

 「子どもの力って本当にすごい。無限の可能性を感じる」。同音楽教室代表で洗足学園音楽大学講師の一政さつきさん(48)は、歩んできた道のりを振り返り、ほほ笑んだ。

 ダウン症の長女(13)を持つ母でもある一政さんが、同じように障害のある子どもを持つ母親らから「音楽を教えてほしい」と頼まれ、教室を始めたのは10年前。最初は言葉を発することさえできない子どもたちだったが、音楽を聴くと母音を発し、歌詞をまねしようと言葉を覚え、最終的には歌を歌えるようになったという。

 「輝いている子どもたちを見て、障害の意味を理解してもらいたい」と、周囲へのメッセージを込めスタートしたフェスティバル。だが今回、一政さんはあえて子どもたち自身にメッセージを送る劇を企画した。劇中、ある子が舞台上で問い掛ける。「障害ってなに?」。すると、ある子が答える。「不便なことはあるけれど、それによって大事なことが見えてくるんだ」

 一政さんは言う。「子どもたちは障害の意味を説明できなくても、その重さを背負っているという現実をどこかで感じている。正面から向き合うことで、彼ら、彼女らなりに前向きな理解ができる時がいつかくると思った」。けいこ中、「障害」という言葉を発するたびに涙していた子が、いつからかはっきりと口にするようになったという。

 公開される物語「女神さまの贈りもの」は一政さんがかつて、6歳になった長女と長女の友達に障害の意味を伝えようと、したためた約40分間のストーリー。

 フェスティバルは午後3時開演。入場無料。問い合わせは、同音楽教室電話090(8464)2332。

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