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コラム「フルマーク」/吉村、収穫の一発

2009年9月28日

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2回広島2死一、二塁、喜田の飛球を横浜の左翼手内川(左)と遊撃手石川が追うが捕球できず適時二塁打となる=マツダ

2回広島2死一、二塁、喜田の飛球を横浜の左翼手内川(左)と遊撃手石川が追うが捕球できず適時二塁打となる=マツダ

 打線は広島の青木高の変化球主体の投球にはまり六回まで3安打。その中で吉村が本塁打を放ち気を吐いた。

 第1打席はスライダーを2度空振りして三振に終わったが、続く打席では同じ過ちを繰り返さなかった。1ボール後の2球目。内角低めに食い込むスライダーを強振せずに振り抜き左翼席2階席に突き刺す第14号とした。第3打席は6点と大差がついていたが「応援してくれているファンがいる」と気を引き締めて臨み、外角直球を右前にはじき返した。

 昨季は34本塁打をマークし打線の中軸としてさらなる飛躍が期待されたが、今季は追い込まれると変化球で空振り三振というのがパターン化していた。三振はリーグ2位の127。最近10試合では36打数6安打11三振と復調の兆しは見られない。それだけに「一生懸命振っただけですよ」と表情は晴れない。だが、苦手とする球種をとらえられたのは収穫だ。

 左足の上げ幅を変え、右打ちの練習をするなど理想の打撃を求め腐心は続く。「(吉村は)考えすぎてしまう方だから」と心配していた田代監督代行と、ハイタッチを交わした吉村は笑みを作った。心底からの笑顔が待ち遠しい。

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