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コラム「フルマーク」/フロントの責任甚大

2009年9月10日

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約3カ月ぶりの登板も3回7失点でマウンドを去る横浜・藤江(手前)=横浜

約3カ月ぶりの登板も3回7失点でマウンドを去る横浜・藤江(手前)=横浜

 申し訳ないが、スコアブックを書き記していくのもしんどい。

 今季3度目の昇格となった藤江が三回までに2本塁打を含む7失点で降板。さらに3番手・吉川が3試合で5本塁打の阿部の一発などで5失点。相手も容赦がない。

 藤江、吉川はファームでは有力投手。湘南は今、イースタン・リーグで首位争いをしているが、1、2軍のレベル差をあらためて痛感する。

 毎年のように指摘される、「台頭なき若手投手」。ドラフト1位入団の投手でいま、先発に食い込んでいると言えるのは31歳の吉見だけ。希望枠を含め、秦、吉川、那須野、高宮、高崎、小林ら、今や中継ぎか湘南暮らしがほとんどだ。ファームの育成にとどまらず、フロントのドラフト戦略、スカウト陣の責任も甚大だ。

 巨人はフリーエージェント(FA)で他球団から有力選手を獲得するイメージが強い。だが、松本、山口は育成枠出身で、スカウト陣の先見性も選手層の底上げに貢献している。対照的に横浜では、35歳の三浦に頼り切る構造がチームの活力を損ない、次世代にひずみを生む。

 忘れもしない。昨オフのドラフト会議で球団幹部は「今年は(社会人、大学出身の)即戦力に絞った」と胸を張った。ちなみに今年は、「高校生も取る」のだそうだ。

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