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西丹沢で遭難した男性を10日ぶりに救出/山北町

2009年9月17日

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 山北町の西丹沢の山中で沢登り中、右足を骨折し動けなくなっていた横浜市鶴見区の男性会社員(58)が16日朝、県警山岳救助隊によって救助された。男性は6日に現場で遭難し、15日夕に発見されるまで10日間行方不明に。松田署によると、食料は1日で尽き、男性は救助されるまでの間、雨水や水たまりの泥水を飲み、しのいでいたが、命に別状はないという。

 同署によると、男性が発見されたのは山北町玄倉の女郎小屋沢。8カ所の滝を越え、水源に至る約1・3キロの沢登りのコースの終盤。最大の滝は、4段に重なり高さは約45メートル。日帰りの予定で6日早朝、車を駐車場に置いて、一人で現場の沢を訪れ、午前10時50分ごろ、切り立ったがけを登っていた際に誤って転落したという。

 15日夕に、捜索中の県警の隊員らが現場付近を通りかかると、がけの中腹から「おーい、おーい」という声が聞こえ、男性がしゃがんでいるのを発見。男性は手を振るほど元気だったが、「もう1日はもたなかったかもしれない」と話したという。ヘリが近づけないため、隊員は交代で男性を背負い、半日ほどかけて下山。その後、男性をヘリで伊勢原市内の病院に運んだ。

 捜索や男性の搬送で24時間歩き通した松田署員は「10日間も水だけでよく生きていた」と男性の強靱(きょうじん)な体力に驚いていた。

 男性は7日から勤務先の会社を欠勤していたことから、連絡を受けた富山県に住む男性の兄が捜索願を出していた。

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