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衆院選の再戦ムードも、市長選まで1カ月/鎌倉

2009年9月26日

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 任期満了に伴う鎌倉市長選が、8月の衆院選の第2ラウンドの様相を呈してきた。10月25日の投開票まで1カ月を切った現時点で、立候補表明者は元県議の2人。8月に同市が票田の衆院4区内で激戦を繰り広げ、ともに初当選を果たした2人の衆院議員の支援を受ける。現職が不出馬を表明したことで、自民など保守系の動向も注目されそうだ。

 これまでに鎌倉市長選に立候補を表明しているのは、いずれも無所属で、民主党と神奈川ネットワーク運動・鎌倉が推薦する渡辺光子氏(59)と、松尾崇氏(36)の2人。政党の推薦を受けていない松尾氏だが、みんなの党の浅尾慶一郎衆院議員(比例南関東)が支援に回っている。

 ■「民主単独で」
 「松尾氏が浅尾氏直系といわれる中、民主単独でやりたいという声が地元で高まっている」。民主が推薦候補の公募を決めた後、党県連の花上喜代志幹事長は取り巻いた記者に、地元の党第4区総支部(総支部長・長島一由衆院議員)とのやりとりを説明した。

 9月16日の期限までに公募に応じたのは男女8人。白羽の矢が立ったのが、6月にいち早く立候補を表明していた渡辺氏だった。

 渡辺氏は政党の推薦を受けず敗れた前回市長選の反省から、立候補表明直後に早々と民主への推薦を申請。衆院選期間中も党の大物が選挙区入りするたびに街頭に顔を出し、アピールに務めていた。

 渡辺氏選考の理由について、長島議員は「勝てる候補」を強調。ある鎌倉市議は「松尾・浅尾連合軍はやはり強敵。渡辺さんのこれまでの実績や今回の選挙での姿勢などを総合的に判断した結果」と指摘する。

 ■集会で批判も
 9月19日に開かれた松尾氏の総決起集会。「4年前は対立候補を応援しながら、今回その人を応援することに、明確な説明がないと市民が困ってしまう」。応援演説で浅尾議員は、前回の市長選で渡辺氏の対立候補の現職を支援した民主党の姿勢を批判した。

 決起集会には、「松尾氏の友人」との立場で民主の県議らも複数来場。民主を強く意識した浅尾議員の発言に苦笑も漏れた。

 松尾氏は衆院選で、浅尾議員を全面的に支援。9年前、現在みんなの党の江田憲司衆院議員(8区)の秘書を務めており、浅尾議員とは手を結びやすい関係だった。ともに街頭でマイクを握り商店街を練り歩くなど、精力的な活動をこなした。

 浅尾議員を支援した市議は「総選挙の借りは感じている。松尾さんは望んでいないだろうが、長島さんが前面に出るば出るほど再戦ムードが高まる可能性はあるだろう」と分析する。

 ■保守系は白紙
 「8年間で道筋はほぼ出来上がった。区切りとしたい」。去就が注目されていた石渡徳一市長(56)は25日、3選不出馬を表明した。

 候補擁立について、保守系会派の市議は「今は全くの白紙状態。気持ち的には石渡さんを継承する人が出てきてほしい」とする一方、「勝算がないのに担ぐわけにもいかない」と苦しい胸の内を明かした。

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