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帝京大が相模湖キャンパス移転、東京都板橋区に/相模原

2009年8月21日

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 帝京大学(本部・東京、沖永佳史学長)が薬学部のある相模湖キャンパス(相模原市相模湖町寸沢嵐)の講義棟などを板橋キャンパス(東京・板橋区)に移転させることが、21日分かった。神奈川新聞社の取材に対し、同大が明らかにした。施設増設ができない法規制が主な要因としており、具体的な移転時期については言及を避けた。

 同大は、学校教育法に基づき大学評価機関に提出する「自己評価報告書」に、移転計画を記載。2001年に移転が浮上した際は「移転は検討事項」としており、取材に対して「大学としての決定事項」と明言したのは今回が初めて。

 時期については明らかにしなかったが、移転先の板橋キャンパスは講義棟などをリニューアル中で12年度完成を目指すとしている。

 同大が移転理由に挙げるのは、施設増設を阻む法規制の強化。同キャンパスの現在の容積率は130%。建築基準法に基づく容積率はキャンパス完成当時の1977年は400%だったが、法改正で200%までに制限され、今後の大規模増築は困難な状況にあるとしている。

 このため、同大は「容積率の問題が解決しなかった。キャンパス存続は不可能となった」と説明する一方、隣接する野球部施設の移転はしないとして、全面撤退を否定している。

 相模湖キャンパスには、同大薬学部と大学院薬学研究科の学生約1400人が通学。同大と最寄りのJR相模湖駅を結ぶ路線バスは、地域住民も乗る「生活路線」でもある。市側は「バス路線継続の取り組みや帝京大との協議を検討する」と話し、同大側も「相模原市との情報交換については、市と相談して決める」と協議の場を設ける考えがあることを示した。

 同キャンパスは、06、07年の県北合併で相模原市となった旧津久井郡で、唯一の大学キャンパス。旧相模湖町時代から薬学部と連携した市民講座などが開かれているため、2010年の政令指定都市を目指して文化振興に取り組む同市は「地域の文化拠点が無くなるのは痛手」と話す。

◆帝京大学相模湖キャンパスと移転問題
 18万5千平方メートルの敷地内に、講義棟や運動場があり、隣接地に野球部の合宿所と雨天練習場がある。下水道整備が遅れ、校舎増設が難しいなどの理由で01年に移転問題が浮上したが、旧相模湖町や地元住民の慰留を受けて最近は目立った動きはなかった。


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