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在日米陸軍相模原住宅、来年3月までに着手

2009年8月7日

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 在日米軍再編問題で、在日米陸軍相模原住宅地区(相模原市)の住宅整備が、来年3月末までに始まることが分かった。住宅整備は、在日米陸軍相模総合補給廠(しょう)(同市)の一部返還の前提条件になるもので、返還に向けた取り組みが目に見える形で動きだすことになる。6日開催の市米軍基地返還促進等市民協議会で、市側が国側からの説明として報告した。

 防衛省南関東防衛局(横浜市)が7月末までに市側に伝えた。それによると、本年度中に同住宅地区にある既存住宅130戸の一部(70戸)の取り壊し工事に着手。同じ場所に新設される住宅の設計も本年度中に始めるという。

 住宅整備は、JR相模原駅前に広がる相模総合補給廠内の住宅88戸の代替用として計画された。昨年6月に日米合同委員会は同補給廠の一部約17ヘクタールの返還について正式に合意し、国は返還予定地にある住宅移転が返還の条件としていた。

 正式合意から1年余を経て整備時期が具体化されたことについて、防衛省南関東防衛局は「国と米軍との協議が終わり、工事発注の準備が整った」と話す。

 在日米陸軍が昨年9月までに策定した住宅整備計画によると、同住宅地区内にある既存住宅約130戸分を取り壊し、同補給廠からの移転分88戸を加えて計218戸を新築する。解体後の新たな住宅の建設費は国の09年度予算に計上されておらず、市は「国が予算を確保し一日も早い返還を」と要望している。

 返還合意後、市側はまちづくりの計画策定を進めている。昨年8月、相模原市は住民や有識者、商工会議所などと検討委を立ち上げ、09年度末までの計画素案の完成を目指す。

 地元の小山地区自治会連合会の元会長、岸久夫さん(77)は「返還が着実に進むことは喜ばしい。駅へ行くには基地沿いに遠回りしている現状が、早く解決してほしい」と話す。
 一部返還は基地負担軽減の柱の一つである一方、同補給廠では訓練施設「戦闘指揮訓練センター」が4月に着工、基地強化も同時に進んでいる。

 ◆相模原住宅地区 米軍が1950年に日本陸軍施設を接収し、建設した住宅地区。小田急線小田急相模原駅周辺の住宅地に囲まれた場所で、相模原市基地白書によると、約59ヘクタールに住宅約520戸があり、軍人とその家族の約1400人が居住。


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