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戦争の惨禍を語り継ぐ、体験者6人が講演/平塚

2009年8月2日

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 戦争体験者が減少し記憶が次第に風化しつつある中、当事者を招いて戦争体験に耳を傾ける集会「平和を語り継ぐ」が2日、平塚市浅間町の八幡山の洋館で開かれた。年配を中心に約40人が参加。戦争の被害実態や恐ろしさをあらためて知り、平和の尊さをかみしめていた。市内の平和団体などでつくる実行委員会(三代沢史子代表)の主催。

 「言い残したいこと・聴いておきたいこと」と題して6人の語り部たちが登壇。終戦間際の米軍による平塚空襲の被害や日本軍による毒ガス製造の実態のほか、陸軍輸送船内の劣悪な労働環境や物資不足など、それぞれが当時10代のころにかかわった記憶をたぐり寄せていた。

 匿名で講演した男性は終戦当時、海軍士官の養成訓練中で戦地に赴く機会はなかった。「世間では食べるものさえあまりない時期に、ヨウカンが支給されるなど恵まれた待遇だった。ずっと話せないでいたが申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と打ち明けた。一方で、広島の原爆投下を目の当たりにした経験から、「たった1発で約14万人も死亡した。しかも後遺症に苦しむ人が今もいる。いかに恐ろしい兵器であるか、言い過ぎても言い過ぎることはない。このひどい現実を米国や日本の子どもたちにもしっかり見てもらいたい」と強調した。

 三代沢代表は「平和に向けて語り継ぐ灯は絶やさずに来年も続けていきたい」と話していた。


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