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市の悲願、またも白紙/逗子 総合的病院進出断念

2009年7月3日

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 逗子市が長年にわたり取り組んできた総合的病院の誘致。1984年に市が国に対して池子米軍住宅地区への病院用地の確保を要望してから25年。”三度目の正直”とならず、またも白紙に戻った。高齢化が進む中で、今後、どのように地域医療を充実させるのか。その課題は切実さを増している。

 民間団体の社会福祉法人聖テレジア会が運営する「逗子聖ヨゼフ病院」が行う計画だった1次救急への協力を行わない意向を表明していた逗葉医師会の角野禎子会長。「葉山町議会が病院への財政負担を認めないとする決議案を可決したことや、病院建設が認められない地域で、県への許可申請が難しい状況だった」などと受け止めている。その上で、逗子市に対して「現在の医療情勢は厳しい。三浦半島全体で医療資源が有効に使えるよう考えてほしい」と注文を付けた。

 逗葉医師会は、市内には開業医によるクリニックが多数あり、市民の日常的な通院治療には問題がないとしている。しかし、高齢化が進む逗葉地域の市民の間では、入院治療設備の整った総合的病院の誘致を望む声も根強くある。

 同市池子の男性(78)は「幸いわたしや75歳の妻も健康だが、近所では横浜や横須賀の病院に通う人も多い。多くの市民が、逗子に大きな病院がほしいと思っているはず」と残念がった。

 逗葉医師会の協力を前提に1次救急と2次救急の統合案に賛成する姿勢を示していた葉山町の森英二町長は「総合的病院の誘致は、逗子市民、葉山町民共通の願い。葉山町も新たな病院誘致に協力したい」と話した。


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