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元課長の懲戒免職処分を修正、停職6カ月に/茅ケ崎市

2009年6月24日

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 3年前に万引行為で茅ケ崎市から懲戒免職処分となり、後に若年認知症「ピック病」の疑いがあると診断された同市の元課長の中村成信さん(59)=寒川町在住=について、同市は24日までに、市公平委員会の裁決に基づき、処分を停職6カ月に修正した。県人事委員会によると、「自治体が職員にいったん下した処分を修正するケースは極めて珍しい」という。

 公平委の裁決では、懲戒免職処分の撤回と身分の回復を求めてきた中村さんの「万引行為はピック病によるもので、当時は心神耗弱状態にあった」との主張については「認めるに足りる証拠はない」と結論づけた。その一方、懲戒免職処分を決めた市については、中村さんの犯行の動機や経緯などの事情聴取などが不十分として、考査手続きの不備などを指摘し、処分を減免するよう求めた。

 公平委の裁決に基づく市の修正により、中村さんは懲戒処分となった2006年2月28日から半年間を停職期間とし、処分時にさかのぼって身分を回復。中村さんの希望に応じ、処分前の総務部職員課付主幹として復職できるとした。停職期間終了後から約2年10カ月分の給与は全額、来月中にも支払われる予定だ。

 06年当時に処分を下した服部信明市長は24日に記者会見を行い、「処分は適切に考慮したものであり、間違いはなかった」と従来の主張を繰り返した。しかし、市条例に基づき設置された公平委の裁決には強制力を伴うとして、修正には応じ「中村さんにも3年間、大変な苦労があったと思う。公平委員会の裁決を真摯(しんし)に受け止める」と述べた。

 中村さんは06年2月11日、寒川町内のスーパーで食品7点(約3300円相当)を万引した容疑で茅ケ崎署に逮捕された。軽微な事案として起訴猶予となったが、市は考査委員会での審議を経て懲戒免職処分にしていた。

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