手配の市橋容疑者を大阪で逮捕 英国人女性死体遺棄事件

千葉県警行徳署に移送される市橋達也容疑者=11日午前0時5分、JR東京駅前
千葉県市川市のマンションで2007年3月、英国籍の英会話講師リンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=の遺体が見つかった事件で、大阪府警は10日夜、死体遺棄容疑で指名手配中の無職市橋達也容疑者(30)を逮捕した。大阪府警が大阪市住之江区のフェリー乗り場で発見、指紋で確認した。
逃走から約2年7カ月。英国でも大きく報道された事件は全容解明に向けて動きだした。千葉県警によると、市橋容疑者は逮捕時、容疑を伝えると無言でうなずいたが、「弁解することは何もありません。何も話したくありません」と供述。
千葉県警行徳署捜査本部は市橋容疑者を新幹線で東京駅まで、さらに自動車で行徳署に移送。千葉県警によると、移送の間はほとんど無言だった。市橋容疑者は行徳署で、逮捕容疑についてあらためて「何も言うことはありません」と供述。取調官の質問にうなずくだけで、疲労している様子という。捜査本部はリンゼイさん殺害についても事情を知っているとみて調べる。
大阪府警によると、住之江区のフェリー乗り場で市橋容疑者に似た男がいると10日午後6時44分、110番があり、警察官が駆け付け身柄を確保。市橋容疑者は沖縄行きの乗り場のベンチに座っており、警察官に「市橋です」と認めた。住之江署内で午後8時17分、逮捕した。
フェリー会社によると、市橋容疑者は10日午後、神戸から沖縄行きのフェリー乗船を申し込んだが、出港日ではなかったため、大阪から別の船に乗ろうとして発見された。
逮捕容疑は07年3月下旬、自宅マンションのベランダに置いた浴槽にリンゼイさんの遺体を入れ、園芸用の砂で埋めるなどして遺棄した疑い。
市橋容疑者は07年3月26日夜、捜査員の職務質問を振り切り、自宅から逃走した。08年8月から今年10月まで、大阪府茨木市の建設会社の寮に住み込みで潜伏。10月13日に福岡市の病院で整形手術を試み、10月24日には名古屋市の病院で鼻を高くする手術を受けた。
その後、飛行機で再び福岡市を訪れ、11月初めに市内のインターネットカフェに滞在していたことが確認されていた。
千葉県警によると事件前、市橋容疑者がリンゼイさんを同県船橋市の駅近くで見かけ、「英会話を教えて」と声をかけたのが、2人の出会ったきっかけという。












