W杯代表決定
2010年5月11日
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神奈川パワーを見たい
サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に挑む日本代表が発表された。神奈川のJリーグチームからは5人もの選手が選ばれた。これほど神奈川の選手が選出されたのは、1998年のフランス大会以来。南アの地での活躍を見るのが待ち遠しい。なんといっても応援したいのが横浜F・マリノスの中村俊輔選手だ。2度目のW杯ながら今回は生まれ育った横浜のチームからの代表入り。欧州から南アを目指して8季ぶりに戻ってきた中村選手にとって、31歳という年齢的にも集大成にすべき大会。攻撃の要として才気あふれるプレーを見せてほしい。
守りの中心選手として同じく集大成を期すマリノスの中沢佑二選手、春にあご骨折のけがを負いながら復活してきた川崎フロンターレの中村憲剛選手ら、それぞれにドラマがあり、チームを彩ってくれそうだ。
2度目のW杯となる岡田武史監督も、かつてはマリノスを数々の栄冠に導いた指揮官。日本サッカーここにあり、という果敢な采配(さいはい)を期待したい。
かつては「悲願」や「夢」と表現されたW杯出場だが、日本は今回で4大会連続出場。「出るのは当たり前」になりつつあり、関心は結果に移っている。岡田監督が掲げたベスト4という目標は、かなりハードルが高く、これまでの代表の戦績も芳しいとはいえない。過大な期待は抱けない状況だが、メンバーが決まった今は、なんとか1次リーグ突破を願うばかりだ。
サッカーの人気は、2002年の日韓W杯のころと比べるとやや落ちてきている。代表戦でも空席が目立つ試合が少なくない。普段はサッカーに興味のない人も注目するW杯で、サッカー人気復活の起爆剤となるようなプレーを見せるのが代表チームの使命でもあろう。
今大会は初めてのアフリカ大陸での開催だ。数え切れないほどのアフリカ出身選手が欧州のトップリーグで活躍しており、サッカー界ではアフリカは中心地の一つになっている。
しかし、W杯開催となると懸念はぬぐえない。特に南アは貧富の差を背景にした治安の悪化が深刻だ。だが大会が成功すれば、高い経済成長が見込めるだけに、国際社会におけるアフリカ全体の存在感も高まる。
多くの夢をはぐくみながら大会は、1カ月後に開幕する。
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