ベイ最下位
2009年10月10日
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「負の連鎖」から脱却を
どうにもならなかった。横浜ベイスターズは今季51勝93敗と大きく負け越し、2年連続の最下位に沈んだ。主力選手のけが、指揮官の交代。「負の連鎖」を最後まで止められないままシーズンを終えた。球団は3年前、開港150周年を迎える2009年の優勝を掲げ、1998年「日本一」の礎を築いた大矢明彦氏を監督に招いた。しかし、若手を伸ばすことができず、08年は大きく引き離されて最下位。今季も開幕6連敗という球団ワーストタイ記録で始まり、一度も優勝争いに加わることはなかった。
ベイスターズの今季の失点は685点。つまり1試合平均で4・8点を失った計算になる。先発投手が試合早々にマウンドから降りる光景を何度目にしたことか。しかもバックも99失策。投手の足を引っ張り続けた。チーム全体が下を向くシーンばかりが目立った。
同じ失態を繰り返したのは、フロント、現場を含め危機感の欠如があったからだろう。最下位から浮上するために、どれだけ汗を流したか。チーム内に競争心はあったのか。疑問ばかりが浮上してくる。昨年と今年で戦い方に大きな変化もなく、フリーエージェントで獲得した野口寿浩選手や、外国人選手も満足な戦力にならなかった。
その上、昨年首位打者に輝いた内川聖一選手や2年連続本塁打王の村田修一選手が戦線離脱したことも追い打ちをかけた。他チームでもけがで主力選手がグラウンドを離れることはある。それでもあいた穴を複数の選手で埋めることができている。その点でもベイスターズの選手層の薄さは否めない。
巻き返さなければならない来季、わずかながら光明もある。抑えとして頭角を現した山口俊投手や、新人ながら悔しさを嫌というほど味わった細山田武史捕手、山崎憲晴選手の経験だ。彼らが今季の失敗をどれだけ糧にできるか。期待は膨らむ。
球団は低迷脱出のために、大規模な改革に出た。社長をはじめとするフロント首脳の交代、まだ名前こそ発表されていないが、新監督を起用することが既に決まっている。まずは球団トップが戦える環境や、上位争いができる戦力を整える必要がある。そして、何よりも「主役」である選手全員が、この恥辱から脱却しようとする必死さを持ち続けてもらいたい。
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